2月6日の午後、駐日事務所は、東京都産業労働局主催の「東京都ものづくりベンチャーグローバル交流事業STEP成果報告会」に出席した。これは都内のものづくりベンチャー企業が深圳で製造業のサプライチェーン活用、市場進出・販路拡大、資金調達などによる事業拡大の機会創出を支援するため、昨年12月、東京都産業労働局は、都内の技術系ものづくりベンチャー企業を10社選出し、深圳に派遣した交流事業である。
7日間の深圳での滞在期間において、参加企業はHuaweiやTencentなどの企業を視察し、商談を行ったほか、市場調査や現地の投資家、清華大学研究院、HAX深圳などのアクセラレータ等との交流、現地エコシステム活用のノウハウや、商習慣、ビジネス環境について学ぶことにより、現地でのビジネス展開への足がかりを掴んでいたようである。また、駐日事務所と地元南山区の協力を得て、現地でピッチ大会の開催や、南山区の企業とのビジネス交流も行った。
この交流事業に参加した東京都企業の多くは初めての深圳訪問となり、深圳の若者の起業雰囲気や深圳スピードを実感できたと口を揃えていた。中国国内の新型コロナウイルス肺炎の感染が依然として深刻な状況であるなか、参加者はできるだけ早期のプロジェクトの事業化を進めたいと希望した。一方、言葉の壁や企業文化の違いによる心配も隠せなかった。
交流会では、パネルリストとして日中ビジネス最前線で活躍している専門家による助言も行われた。
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