重点プロジェクト−前海
香港との共同プロジェクトで、深圳・香港経済一体化推進への取り組みとして、香港と中国をまたぐクロスボーダーの一大国際金融都市を目指す
2010 年8月26 日、国務院が正式「深圳前海深港現代サービス業合作区総合開発計画」を承認。
■深圳市西部海岸の埋立て地。珠江デルタへ1時間、香港へ30 分。
近い将来、前海を中間点として、深圳国際空港まで7 分間、
香港国際空港まで10 分間で結ぶ高速鉄道が通る予定。
■深圳市西部海岸の埋立て地。
■計画土地総面積は15k㎡で、延床面積は2,600 ~ 3,000 万㎡。
■計画雇用者数は65 万人、居住者数は15 万人に。
■ 2020 年には、域内総生産(GDP)で1,500 億元を達成する計画。
開発の重点分野
◎金融業 ◎現代物流業 ◎情報サービス ◎科学技術サービス
及びその他の専門的なサービス業
新政策
2012 年6 月27 日付で、国務院は「前海深港現代サービス業合作区
の開発・開放に関する政策」を承認。
■(金融を含む)現代サービス業を対象に。
■経済特区よりも更に特殊な政策を先行してテストする。
■香港と中国本土との協力の先導区となる。
■珠江デルタ地区の産業高度化の牽引区として位置付ける
金融面の先行テスト分野
■海外の人民元資金の前海地区への還流。
■香港-前海クロスボーダー人民元建て貸付業務の支援。
■居住者・香港での人民元建て債券の発行支援。
■マザーファンドの設立支援。
■外資によるエクイティ投資支援。
■香港金融機関の前海進出支援。
■各種創新型金融機関の設立推進、金融機関の本部誘致。
税制優遇措置
■前海進出企業の企業所得税に15%の軽減税率を適用(本則25%)。(但し条件付き)
■ハイレベル人材への個人所得税減免措置を実行。
■前海地区で登録された物流会社に対して提供する国際貨物保険からの収益に対する営業税の免除(本則:3%)。
▼主な対象業種として
・現代物流:サプライチェーン管理に関するコンサルティング業務やオンショア及びオフショアへの物流アウトソーシング業務
・情報サービス:電子商取引、次世代インターネット、情報セキュリティー、クランド・コンピューティング及び各種ソフトウェ
アの研究開発とサービス提供
・科学技術サービス:新エネルギーやバイオ医薬品をはじめとする各種専門技術サービス、情報技術及びビジネス・プロセス・
アウトソーシング、健康産業など
・文化創意:広告、アパレル、工業、景観などの各種デザイン、アニメーション及びオンラインゲームの製作
2014 年8 月11 日現在まで、前海に入居した企業数は累計11,645 社に上り、登録資本金は合計6,389 億元に達した。うち金融機関が全体の60%を占め、世界企業500 社番付の47 社と提携契約を結んだ。前海は国際社会の先進性を幅広く取り入れながら、世界最良のビジネス環境づくりに向けて奮闘している。
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